
ライセンス認証されているPCからWindowsのプロダクトキーを確認する方法をご紹介します。
ライセンスの種類によって変わる確認方法
認証されているWindowsライセンスの種類によって確認方法が変わります。
富士通やNEC、DELLなどメーカー製PCで出荷時にWindowsがインストールされているOEMライセンスはBIOSと呼ばれるマザーボードのメモリにプロダクトキーが保存されています。OEM版のプロダクトキーはコマンドプロンプトなどWindows標準の機能で確認可能です。
リテール版やDSP版など別途購入したWindowsライセンスは外部のソフトウェアを使って確認します。もちろんOEM版ライセンスのBIOSに保存されているプロダクトキーの確認も可能です。この記事ではフリーウェアのソフトを使います。
メーカー製PC OEM版ライセンスの場合
メーカー製PCのマザーボード(BIOS)内に保存されたプロダクトキーを調べる方法です。リテール版のプロダクトキーはこの方法では確認できません。
コマンドプロンプトを使った確認方法
スタートメニューから「Windowsシステムツール」にある「コマンドプロンプト」を選択し、起動させます。


コマンドプロンプトが起動したら、BIOSに保存されているプロダクトキーを表示する 以下のコマンドをコピーしてコマンドプロンプトに貼りつけてください。「Enter」キーを押すと実行されます。
wmic path SoftwareLicensingService get OA3xOriginalProductKey

表示されないケースもよくあります。ダメだった場合は次の方法をお試しください。
Windows PowerShellを使った確認方法
スタートメニューから「Windows PowerShell」にある「Windows PowerShell」を選択し、起動させます。


BIOSに保存されているプロダクトキーを表示する 以下のコマンドをコピーして PowerShellに貼りつけてください。「Enter」キーを押すと実行されます。
wmic path SoftwareLicensingService get OA3xOriginalProductKey

コマンドプロンプトを使った方法がダメな場合、PowerShellでもダメな場合が多いです。ダメだった場合は、リテール版やDSP版と同じソフトウェアを使った方法をお試しください。
一番確実です。
リテール版、DSP版などのプロダクトキー
ソフトウェアをダウンロードして確認する
Windows標準の機能で調べることができないためフリーのソフトウェアを使用します。プロダクトキーを調べる定番ソフト「ProductKey」を使います。
フリーウェアソフトですので無料で使用することが可能です。またスタンドアロンのソフトなのでインストールする必要はありません。
今回はOEM版ライセンスのWindows 10で認証されているメーカー製PCでプロダクトキーを確認しますが、リテール版やDSP版でも方法は同じです。
ソフト名 | ProduKey | |
---|---|---|
ライセンス | フリーウェア | |
動作環境 | Windows 2000|XP|Vista|7|8|10 | |
ダウンロード | http://www.nirsoft.net/ |
「ProductKey」の公式サイトからダウンロードします。

赤矢印の先の一番上にある「Download ProductKey (In Zip file)」のファイルをダウンロードして保存します。
ダウンロードしたZIPファイル(圧縮ファイルを)を解凍します。

解凍してできたフォルダの中からファイルの種類がアプリケーションの「ProductKey」をダブルクリックして起動します。

起動するとすぐにプロダクトキーが表示されます。2行目のWindows(BIOS OEM Key)はBIOSに登録されているOEM版のプロダクトキーを示しています。3行目のWindows10 PROは認証に現在使用しているプロダクトキーです。
別途プロダクトキーをインストールしていないので、どちらも同一のプロダクトキーです。
まとめ
プロダクトキーを確認する機会は通常ほとんどありませんが、認証に関するトラブルの際などに稀に確認したいケースが出てきます。
こんな方法もあるんだと覚えておくと、なにかの役に立つかもしれません。