水・ミネラルウォーターのペットボトルの賞味期限

水にも賞味期限はあるのでしょうか。ミネラルウォーターなどのペットボトルの容器を見ると賞味期限が記載されています。しかし、水を飲む時、なんとなく長持ちしそうというイメージから賞味期限を気にする人はあまりないと思います。
水は無機質のため劣化することはありません。なぜペットボトルの水には賞味期限があるのでしょうか。

ミネラルウォーターなど水のペットボトルの賞味期限と賞味期限を過ぎた水の変化、そして飲んでも害はないのかをご紹介します。

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主なメーカーのペットボトルの賞味期限

ミネラルウォーターや天然水のペットボトルの賞味期限は1年から3年程度に設定されています。
同じブランドの水でも内容量によって賞味期限に違いがある場合があります。2Lなど大型のペットボトルは概ね2年以上と長めになっています。非常時の飲料水の備蓄を兼ねて買うなら大きなサイズを選びましょう。

以下は有名ブランドの水の賞味期限の一覧です。賞味期限の長さにかなり差があるのがわかります。

販売者ブランド内容量賞味期限
サントリー南アルプスの天然水550mL12ヶ月
2L24ヶ月
南アルプスの天然水 防災備蓄用2L63ヶ月
キリンアルカリイオンの水500mL24ヶ月
2L
ボルヴィック500mL36ヶ月
1.5L
アサヒおいしい水 六甲350mL36ヶ月
2L
コカ・コーラいろはす340mL720日
2L
伊藤園エビアン330mL36ヶ月
500mL30ヶ月
750mL24ヶ月
1.5L24ヶ月

南アルプスの天然水やエビアンなどは内容量によって賞味期限が違います。違うブランドなら賞味期限が違うのも理解できますが、中身が同じ水のはずなのになぜ違うのでしょうか。
その理由はペットボトルの厚みと密閉性に関係があります。ペットボトルは一見すると密閉されているように見えますが、分子レベルでは小さな穴が空いていて完全な密封状態ではありません。つまりペットボトルを通して 外の空気が入ったり、中の水が蒸発して減っていきます。しかし厚みや容器の形状を工夫することによって、その量は少なくなります。この差が賞味期限の差となっているのです。
賞味期限が5年や10年と長い備蓄用のペットボトルの容器は厚みがあり、しっかりした作りになっています。

水のペットボトルの賞味期限とは

先にペットボトルの容器は気体透過性があると説明しましたが、雑菌や埃などは通さないため、賞味期限を過ぎても水自体の劣化はほとんど起こりません。ペットボトルの賞味期限は中の水の劣化ではなく、内容量の減少が関係しています。

食品メーカーは自ら劣化などを検証し、その結果に基づいて美味しく食べられる期間の目安として賞味期限を設定していますが、他にも計量法に基づいて内容量を表示する義務も負っています。ペットボトルの中の水が少しずつ蒸発し、時間の経過とともに減っていくと、表示されている内容量と実際の容量に誤差が生まれてきます。誤差を超えた商品を販売すると計量法違反になってしまいます。この誤差を超えてしまうまでの期間が水のペットボトルに表示されている水の賞味期限と考えてよいでしょう。

賞味期限の記載場所

水のペットボトルの賞味期限はペットボトル本体に必ず表記されています。メーカーにより印字されている場所に違いがありますが、国内で生産されたペットボトルの多くはキャップのリング部分に賞味期限が印字されていますが、ブランドによって印字されている位置はバラバラです。

赤矢印の位置に賞味期限が印字
レーザー刻印された賞味期限

エビアンやヴォルビックなど海外生産されたペットボトルはペットボトル表面にレーザー刻印されている商品が多く、表面を削って刻印されているため一見しただけでは見つけにくいかもしれません。

ケースにも賞味期限

ケースにも賞味期限は印字されているので、確認して古いものから開封して飲むように心掛けましょう。

賞味期限を過ぎたペットボトルの水は飲めるのか

結論から書くと、ずばり飲めます。ペットボトルの容器は気体透過性があるものの雑菌や埃などは通さないため、賞味期限を過ぎても水自体の劣化はほとんど起こりません。

しかし賞味期限に関わらず、水の保管場所には注意が必要です。直射日光の当たらない涼しい場所で保管してください。直射日光は水が温められ水の蒸発を促すだけでなく、ペットボトルの変形の原因にもなります。
またキツイ匂いや防虫剤のように体に害のあるような薬剤の近くには置かないように気を付けましょう。中の水に移る場合があります。
保管場所さえ気を付ければ、中の水の劣化は避けることができます。

賞味期限を過ぎたペットボトルの変化

賞味期限が切れた水のペットボトルの中身の水は冷暗所などに正しく保管されていれば、品質に特に変化はありません。
しかし、目に見える変化としてペットボトルは気体透過性があるため、ペットボトルの中の水分が蒸発し、中の水が減っていきます。
賞味期限内であれば、気づくことはないと思いますが、1年くらい経過したものだと中身が少し減っているのがわかります。そしてそれに伴い容器を押すと簡単にペコペコしたり、容器が変形してきます。

まとめ

賞味期限の切れたペットボトル飲料はまとめ買いや、災害用などで備蓄していると意外と紛れている可能性が高いと思います。
ペットボトルの水は賞味期限が切れても飲むことはできますが、ほとんどのメーカーは期間内に消費することを推奨しています。仮に健康被害が起こっても自己責任です。古いものから賞味期限内に飲みきるようにしましょう。

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