microSDXC SanDisk Extreme 128GB ベンチマークレビュー

SanDisk Extreme 128GB のベンチマークとレビューです。
商品名や見た目が同じデザインでも、発売時期や地域によってスペックが違う場合があります。商品の判別は型番をしっかりチェックして行うようにしてください。
今回レビューするExtremeは日本版未発売のグローバル版モデルです。とはいってもAmazonや量販店で流通しています。
2019年9月現在、日本版のExtremeの転送速度は最大読込90MB/秒、最大書込70MB/秒ですが、海外モデルは最大読込170MB/秒(このモデルは160MB/秒)、最大書込90MB/秒と差があります。
SanDiskのSDカードは国内版の価格が高く、海外版と価格差が大きいのが特徴です。国内版の価格が高い商品を購入すると、返ってスペックダウンする可能性があるという点にご注意して、パッケージや商品説明の最大読込速度をしっかり確認してから購入しましょう。

スピードクラスなどSDカードの規格の説明は下記の記事でご紹介しています。

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テストするSDカードと環境

microSDXCカード

SanDisk
Extreme 128GB

型番:SDSQXA1-128G-GN6MA(Globalモデル)
容量:128 GB
読取り速度:最大160MB/s
書込み速度:最大90MB/s
スピードクラス:C10 U3 V30
カードタイプ:microSDXC
保証:永久

カードリーダー

SanDisk
ImageMate PRO イメージメイトプロ

型番:SDDR-489-J47
UHS-I、UHS-IIに対応したマルチカードリーダーです。シーケンシャルリードが速く、シーケンシャルライト、ランダムアクセスはやや他のリーダーに比べ遅い傾向があります。

PC/スマートフォン

DELL
Latitude 9390

OS:windows10 pro
CPU:core-i7 8650
メモリ:16GB
HUAWEI
P20 lite

OS:Android 8.0
CPU:Cortex-A53
メモリ:4GB

テスト項目

パソコンとスマートフォンで、それぞれベンチマークソフトを使って測定します。パソコンではさらに実際にデータのコピーを行い時間を実測します。

CrystalDiskMark

パソコンではCrystalDiskMarkで1GiBを5回計測する設定でテスト。 2回テストを行い、良いほうの結果を採用します。

Ver.6.02 UWP版
PCMark for Android Benchmark

スマートフォンではPCMark for Android Benchmarkでテスト。2回テストを行い、良いほうの結果を採用します。

Benchmark the performance and battery life of your smartphon…

実際にデータを読み書き

パソコンを使い大きい1つのファイルと小さなファイルの集まりの2パターンでデータをコピーし、読み書きの実測テストをします。3回計測を行い平均値を採用します。

1 - 1GBのファイルの読み書きの時間を計測。
2 - 1MBのファイル1,000個(合計ファイルサイズ1GB)を使い読み書きの時間を計測。

転送速度の安定性を確認します。

テスト結果

CrystalDiskMark

PCMark for Android Benchmark

読込み速度はUHS-IクラスのmicroSDカードとしては最高クラスです。書込み速度はメーカー公表値より15MB/sほど低いのが気になりますが、カードリーダーを変えると80MB/s以上出ることも確認しているので、それほど気にしなくてもいいと思います。
また複数回計測しても速度にバラつきがなく、安定しています。
スマートフォンのベンチマークで注目すべき数値は書込み速度で65MB/sを超えています。65MB/sをクリアするのは優秀です。スマートフォンの結果は読み書きとも最高クラスの数値です。

メーカー公表値の最大読込速度がUHS-Iクラスの最高スピード104MB/sを超える160MB/sとなっていますが、これはSanDiskの独自仕様で別売の専用のUSBタイプのカードリーダーを使った場合に限り、クラスの規格を超えた速度を出すことが可能です。今回のベンチマークは専用のカードリーダーを使っていない数値です。
専用カードリーダーを使ってPCへデータを転送する場合などに恩恵がありますが、スマートフォンやPC・タブレットなどのデバイスの内部ストレージとして使用する場合は関係ありません。
実際にデータを読み書き

1GB×1ファイル 読込 11.9秒 84MB/秒
書込 13.5秒 74MB/秒
1MB×1,000ファイル 読込 16.5秒 60MB/秒
書込 30.0秒 33MB/秒

実測でもベンチマークの速度と大きな違いはありませんでした。

1GB×1ファイル
読込 書込
1MB×1,000ファイル
読込 書込

転送速度は安定しています。

まとめ

SanDiskのラインナップではExtreme PROの次のグレードに位置するExtremeですが、読込み、書込み速度とも速いです。
SanDiskの中で比較すると1つ下のグレードのUltraと読込速度はほぼ同じ、書込み速度は10MB/Sくらい速いです。下位モデルは転送速度が不安定なものもありますが安定しているのも良い点です。
2019年現在、SanDiskの国内版のmicroSDカードのラインナップは最上位のExtreme PROはUHS-IIクラスのカードのみとなっています。UHS-IクラスのmicroSDカードとしては、Extremeは最高クラスの性能といってよいと思います。

今回テストしたExtremeのおすすめの用途はスマートフォンやゲームの内部ストレージとしての使用です。ベンチーマークの結果でも、現在スマートフォンで引き出せるmicroSDの性能を出し切っているといってもいいでしょう。最上位モデルのExtreme PROを使ってもスマホでのベンチマークの数値はほとんど変わりませんし、実際に使い比べても体感的にも変わらないと思います。

PCやタブレットの内部ストレージとしては、転送速度が内蔵HDDより少し遅いものの、一般的なUSB3.0のUSBメモリと同程度です。PCなどではmicroSD内にアプリケーションをインストールすることはまずないので、データ置き場としての利用なら充分合格です。

2019年の状況は下位モデルのUltraの性能があがり、Extremeとの差が少なくなりつつあります。スマートフォンやゲーム用途ならUltraのほうがコスパが良いですし、PC・タブレットで使用するなら書込み速度が速い分、Extremeがおすすめです。

用途別評価
スマートフォン・ゲーム機  5.0
パソコン・タブレット  4.0
デジカメ・ハンディカム  4.0
総 合  4.5
今回レビューに使用したExtreme 128GB(SDSQXA1-128G-GN6MA)

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