USBメモリ・SDカードの実際に使える容量

USBメモリやSDカードを購入して最初にやることで、パソコンで容量を確認してみる人が多いのではないでしょうか。
「128GBのメモリを買ったはずなのに容量が少ない…。」
こんな疑問をもった経験があると思います。
不良品と思った人もいるかもしれませんが、10%程度少ないだけなら正常です。
パッケージや製品仕様で表記されている容量より少なく表示される原因を解説します。

なぜ容量に違いが生じるのか

PCで容量(ユーザー領域)を確認するとメーカー表記の容量より少なく表示されます。
USBメモリやSDカードをはじめSSDやHDDなどストレージ製品なら全てに当てはまることです。

この容量のズレはPCのOSとストレージメーカーのメガバイト計算法が異なるためにおこっています。

ストレージメーカー

ディスクドライブやフラッシュメモリのメーカーでは一般的に1KBを1000バイトと定義しています。

1KB=1000B(バイト)で計算

O S

windowsやmac osでは 1KBを1024バイトと定義しています。

1KB=1024B(バイト)で計算

なぜPCのOSがこんなにキリの悪い数値で計算を行っているのか不思議に思われるかもしれません。
PCのOSは2進数で動作しているため「1000」はものすごくキリの悪い数字となります。そこで2を10乗した数値である1024B(バイト)を 1KB(キロバイト) と定義しています。

ストレージ側では1MBは1000B×1000Bの計算式で「1000000B」となりますが、OS側で1MBは1024B×1024Bで「1048576B」です。

つまりPCで1MBと表示させるためには「1048576B」のストレージ容量が必要なのに足りていないということになります。
この差分がPCでの容量表示に影響しているのです。

PC表示用計算

ストレージの容量がPCでどう認識されるのか、計算式は以下となります。

メーカー表示容量(バイト換算)÷ 1,024 ÷ 1,024 ÷ 1,024 = PCで認識される容量(単位
:GB)

32GBの場合

32GBのストレージを例にすると、以下の計算式でPC側では約29.8GBとなります。

32,000,000,000 ÷ 1,024 ÷ 1,024 ÷ 1,024 = 29.8023223877(約29.8GB)

実際に使えるユーザー使用領域

ここまで説明してきて、PCで容量が少なく表示される理由がご理解いただけたのではないでしょうか。
しかし、実際に表示される容量は前項の計算式で求めらる容量よりもっと少ないと思った人もいるでしょう。
実はメーカーによって異なりますがストレージの1%~3%ほどが管理用に使用されるため、ユーザー使用領域はもっと少なくなります。
下記の画像は64GBのUSBメモリとSDカード3つをwindowsで確認したものですが、使用できる容量にバラつきがあるのがわかります。

64GBの各ストレージ

概ね目安としては、実際にPCで表示されるユーザー使用領域はメーカー表記の約90%と覚えておけばわかりやすいと思います。

ユーザー使用領域の目安

メーカー表記 OS側換算値 ユーザー使用領域(目安)
16GB 14.9GB 14.4GB
32GB 29.8GB 28.8GB
64GB 59.6GB 57.6GB
128GB 119.2GB 115.2GB
200GB 186.2GB 179.8GB
256GB 238.4GB 230.4GB
512GB 476.8GB 460.8GB
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