microSDXC Lexar 633x 512GB ベンチマークレビュー

Lexar 633x 512GB のベンチマークとレビューです。
商品名や見た目が同じデザインでも、発売時期や地域によってスペックが違う場合があります。商品の判別は型番か、パッケージや商品説明の製品仕様をしっかり確認してから購入しましょう。
今回レビューするmicroSDカードは、Lexarの512GB大容量モデルです。アジア太平洋地域向けの海外版ですがAmazonや国内の量販店で流通しています。
Lexar製品は2017年に親会社のMicronから中国系IT企業Longsysへ事業売却されたことに伴い、日本市場から姿を消しましたが、2019年から日本国内版の製品の販売が再開されました。
現在のLexar製品は競合のSanDiskやSamsungと比べ、安い価格設定がされています。
このモデルの国内版は定価だと11,780円ですが、海外版は現地で50~60米ドル程度で販売されています。

スピードクラスなどSDカードの規格の説明は下記の記事でご紹介しています。

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テストするSDカードと環境

microSDXCカード

Lexar
633x 512GB

型番:LSDMI512BBAP633A(アジア太平洋モデル)
容量:512 GB
読取り速度:最大100MB/s
書込み速度:最大70MB/s
スピードクラス:C10 U3 V30
カードタイプ:microSDXC
保証:1年

カードリーダー

SanDisk
ImageMate PRO イメージメイトプロ

型番:SDDR-489-J47
UHS-I、UHS-IIに対応したマルチカードリーダーです。シーケンシャルリードが速く、シーケンシャルライト、ランダムアクセスはやや他のリーダーに比べ遅い傾向があります。

PC/スマートフォン

DELL
Latitude 9390

OS:windows10 pro
CPU:core-i7 8650
メモリ:16GB
HUAWEI
P20 lite

OS:Android 8.0
CPU:Cortex-A53
メモリ:4GB

テスト項目

パソコンとスマートフォンで、それぞれベンチマークソフトを使って測定します。パソコンではさらに実際にデータのコピーを行い時間を実測します。

CrystalDiskMark

パソコンではCrystalDiskMarkで1GiBを5回計測する設定でテスト。 2回テストを行い、良いほうの結果を採用します。

Ver.7.0 UWP版
PCMark for Android Benchmark

スマートフォンではPCMark for Android Benchmarkでテスト。2回テストを行い、良いほうの結果を採用します。

Benchmark the performance and battery life of your smartphon…

実際にデータを読み書き

パソコンを使い大きい1つのファイルと小さなファイルの集まりの2パターンでデータをコピーし、読み書きの実測テストをします。3回計測を行い平均値を採用します。

1 - 1GBのファイルの読み書きの時間を計測。
2 - 1MBのファイル1,000個(合計ファイルサイズ1GB)を使い読み書きの時間を計測。

転送速度の安定性を確認します。

テスト結果

CrystalDiskMark

PCMark for Android Benchmark

CrystalDiskMarkのシーケンシャルリードはUHS-IクラスのmicroSDカードとしては最高クラスです。シーケンシャルライトはメーカー公表値70MB/sを上回っています。試しにカードリーダーを変えても同じような数値でした。またランダムアクセスもUHS-Iクラスとしては最高クラスです。
スマートフォンのベンチマークも好結果でした。シーケンシャルリードが80MB/s超えするカードは滅多にありません。シーケンシャルライトもメーカー公表値を上回っています。ランダムアクセスも速いです。
他メーカーのUHS-Iクラスの上位モデルと同等か、それ以上のベンチマークとなりました。

実際にデータを読み書き

1GB×1ファイル 読込 11.3秒 88MB/秒
書込 19.5秒 51MB/秒
1MB×1,000ファイル 読込 16.2秒 62MB/秒
書込 30.5秒 33MB/秒

実測ではベンチマークの速度を下回る結果になりました。読み込みは想定内程度の誤差ですが書込み速度が遅いのが気になります。

1GB×1ファイル
読込 書込
1MB×1,000ファイル
読込 書込

転送速度は読込みは安定しているものの、書込みは何度か試してみましたが高確率で転送速度に波が出て不安定でした。ベンチマークは複数回書込みテストを行い、その中から最も速い結果を採用するため、速く見えるものの、実際の書込みはメーカー公表値程度と思ったほうがいいかもしれません。

まとめ

有名メーカーの512GBのmicroSDカードで最安クラスの633xですが、ベンチマークはExtremeやEvo Plusなど他社の上位モデル以上でした。
実際にファイルをコピーしたテストでは、ベンチマークの結果より遅くはなりましたが、コスパは最高レベルと評価できます。

今回テストした633xは、スマートフォンのベンチマークで過去最高レベルの結果を出しました。スマートフォンの内部ストレージとしておすすめです。

PCやタブレットの内部ストレージでも512GBという大容量を活かせます。

512GBのmicroSDカードの選択肢は、あまり多くありません。その中で価格と性能面で評価するなら、633xは非常によい選択肢です。

用途別評価
スマートフォン・ゲーム機  5.0
パソコン・タブレット  4.5
デジカメ・ハンディカム  5.0
総 合  4.5
今回レビューに使用したLexar 633x 512GB(LSDMI512BBAP633A)

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