最強のキーボードカバー、サランラップ・クレラップを試す

パソコンを使っている人ならキーボードが故障したことのある人が多いと思います。キーボードは消耗品です。使い込んでからの経年劣化や自然故障はしょうがないとあきらめがつきますが、その他にキーの隙間に入り込んだゴミや埃、飲み物などをこぼして故障させてしまったことはないでしょうか。

買ったばかりのキーボードならショックも大きく、キーボードカバーをしておけばと後悔します。
しかし、キーボードカバーは微妙に価格が高く、また使っているキーボード専用のキーボードカバーが発売されているとは限りません。

そんな時、どんな家庭にでもあるアイテムが役立ちます。それはラップです。
最強のキーボードカバーと呼ぶ人もいる知られざるラップの実力を検証します。

準備したもの

色違いのキーボードを2台用意しました。なぜ2台同じものがと思われるかもしれませんが、実は1台は以前、飲み物をこぼして故障したキーボードで、半年ほど放置していたところ中が乾燥したのか、普通に使えるようになっていました。キーボードはたまにこういうことが起こります。捨ててはいけません。

エレコムのキーボード2台

使用するラップはより良いキーボードカバーを追求するため、ラップ界の2大巨頭サランラップとクレラップ、そしてイオンのプライベートブランド、 トップバリュー のお求めやすいラップを準備しました。

ラップは主に幅が30センチと22センチの2タイプの商品が主流です。その中からサランラップは30センチ、クレラップとトップバリューは22センチをチョイス。
各商品とも幅や長さが違うだけで使われている素材や厚みは同じです。

ラップとテープ

そしてラップを止めるためのテープとしてマスキングテープとメンディングテープを用意しました。なるべく粘着力が弱く、剥がした時に糊が残らないようにする狙いがあります。

用意したアイテム

サランラップ製キーボードカバー

サランラップを使ってキーボードを包んでいきます。ラップ界シェアナンバー1の実力に期待したいところです。
ちなみにサランラップの厚みは0.011mm、ライバルのクレラップは0.01mmで限りなく同じです。トップバリューのラップは公表されていませんが、その1/3くらいの厚みです。
サランラップ最大の特徴は、ラップした中の匂いが他に移らないことですが、包むものがキーボードなので関係ありません。

ラップ手順

お皿をラップする時のようにスーーっと伸ばしてカチッと包みたいところですが、ラップとラップがくっつきやすいため、お勧めしません。
机の上など広い場所を確保して埃などを取り除いてキレイにします。金属などくっつきやすい素材でなければ作業する場所はどこでも大丈夫です。
今回はラップが透明で見えにくいため、コルクマットの上で作業しました。

ラップをキーボードの左右約5センチが余るサイズでカットします。

ラップの中心にキーボードを裏に向けて置きます。

キーボードの上半分にラップを被せ、次に下半分にもラップを被せます。ラップ同士は重ねるだけでくっ付きます。

下半分のラップは表面をピンと張った状態で仕上げるためキーボードを少し浮かせて引っ張るようにしてラップ同士をくっ付けます。

左右の余った部分を折り返し、くっ付けます。

最後に表に向けて表面の張りやシワを確認し、裏面を少し引っ張っぱったりしながら仕上げます。

30センチ幅のラップならテープを使用することなく、ラップ同士をくっ付けて完成です。360度密閉状態になるので防護力は非常に高く、30センチ幅のラップののほうが22センチに比べ優れています。

慣れるまでは、ラップのカットがうまくいかなかったり、ラップ同士が意図しないところで、くっ付いたりするかもしれませんが、3回も練習すれば、どんどん上手くってなっていきます。

黒と白にサランラップ

上の画像はわかりやすいように光に向けて写したものですが、ラップは反射するので黒いキーボードは少し周りが映り込んでラップをかけていることがわかります。またシワも見る角度によっては目立ちます。
いっぽう白いキーボードは自然な感じで違和感がありません。AppleのMagic Keyboardに合うと思います。

サランラップの耐久性

サランラップをキーボードカバーにしてから毎日3、4時間くらい、3カ月以上使用してみましたが、破れることもなく、きれいな状態を保っています。

3カ月使用したサランラップ・キーボードカバー

よく見ると黒のキーボードは、よく使う「A」「S」「K」「O」などのキーが若干白く濁っています。白も同様に濁っていますが光に透かして見ないとわかりません。張りもある状態で大きなダメージはなく、まだ交換する必要性は感じません。耐久性は恐ろしく高いです。

クレラップ製キーボードカバー

クレラップを使ってキーボードを包んでいきます。毎年のように改良しているから商品名はずっと「NEW クレラップ」なのだとか。
材質や厚みなどスペックはサランラップとほとんど 同じです。

ラップ手順

30センチのサランラップと基本的に手順は同じですが、幅22センチタイプは、ぐるっとキーボードを一周できないため、テープを使ってラップとキーボード本体をくっ付ける作業が必要です。

ラップをキーボードの左右約5センチが余るサイズでカットします。

ラップの中心にキーボードを裏に向けて置きます。

キーボードの上下にラップを被せます。

キーボード本体とラップをテープで止めます。上と下に分け、最後に止める側はキーボードを少し浮かせて。表面がピンと張った状態になるように引っ張りながら止めます。

左右の余った部分を折り返し、くっ付けます。ここはテープで固定しなくても大丈夫です。

最後に表に向けて表面の張りやシワを確認し、裏面を少し引っ張っぱったりしながら仕上げます。

テープの端の接着面を折り返しておくと剥がしやすい

見た目と触った感じは、ほとんどサランラップと同じです。どこか違うかと聞かれても答えられません。
幅22センチで包んでみてわかりましたが、テープで止める手間や糊の跡が残る可能性を考えると幅30センチのラップを使用したほうが正解です。

クレラップの耐久性

サランラップと同じ条件でクレラップをキーボードカバーにしてから毎日3、4時間くらい、3カ月以上使用してみました。結果はサランラップの時と同じで破れることもなく、快適に使用できました。

よく使うキーが若干白く濁りますが、表面は張りのある状態を保っています。同じ商品じゃないかと思うくらいサランラップと似た結果でした。

トップバリュー製キーボードカバー

サランラップに比べ、価格は半額以下ですが厚みも明らかに薄いのがわかります。どこまでサランラップとクレラップに対抗できるのでしょうか。

ラップ手順

手順は同じ幅22センチのクレラップと同じなので、省略します。

トップバリュー製キーボードカバー

見た目は、サランラップとクレラップの時と変わりませんが、触ると表面の張りがありません。
しかしタイピングした時の感触は張りがない分、逆に何もつけていないような自然な感じに近く、3つの中で最も打鍵感が良くなるという意外な状態になりました。

トップバリュー・ラップの耐久性

サランラップとクレラップと同じ条件にするため3カ月は使用したかったのですが、トップバリューのラップをキーボードカバーにした初日に変化が現れました。

使い始めの見た目は他の2つと同じようなものでしたが、 3、4時間くらいで、よく使うキーの表面が擦れてザラザラしてきました。

使用初日でダメージ
2日目で破れが。。。。

そのまま使い続けて2日目、タイピング中に「o」や「k」などよく使うキーが少し破れてきました。表面のささくれがひどくなり、触り心地も悪くなってきたので、ここで使用を終了しました。

サランラップ製キーボードカバー番外編

サランラップで作ったキーボードカバーが気に入ったので、試しにいろんなキーボードに被せてみました。

メンブレン式フルサイズキーボード

メンブレン式は表面を、ややゆったりとなるように包んだほうがタイピングしやすくなります。 シワが多くなるので見た目は悪いですが、ピタッとさせるとキーを押すのが重くなります。
ラップで作るキーボードカバーは、メンブレン式よりパンタグラフ式のキーボードのほうが向いているかもしれません。

ノートPC

ノートPCに取り付けてみました。 打鍵感 は悪くありません。タッチパッドも使えますが、見た目がなんといっても悪いです。
透明のメンディングテープも発売されていますし、見た目を少し工夫しないと外では使いづらいですね。

まとめ

ラップで作ったキーボードカバーがここまで良いとは思わなかったというのが、今回の率直な感想です。
プライベートブランドの安いラップは薄すぎてキーボードカバーとしては使い物になりませんが、サランラップとクレラップは、キーボードカバーとして甲乙つけがたい出来です。
なんとなく貧乏くさい感じがしますが、パンタグラフ式のフラットなキーボードなら見た目に違和感はそれほどありません。
市販のキーボードカバーに比べ、ものすごく薄いので打鍵感は最高です。耐久性も3カ月くらいは充分使用できると思います。
また幅30センチのラップなら360度包むことができるので、キーボードの下がビチョビチョに濡れるような水濡れにも強く、市販のキーボードカバーより防護力は上かもしれません。

ノートPCに付けると、見た目的に外で使うにはさすがに勇気が必要ですが、自分の家で使うならありだと思います。

その他に 気づいた点として黒いモノにラップすると反射が目立ちます。白系のキーボードやPCのほうが違和感なく使用できます。

何回か練習すると、どんどん上手にキレイに貼れるようになります。
ラップのキーボードカバーはおススメです。ぜひお試しください。

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