SDカードの容量偽装をチェックできるH2testwの使い方

  • 2019年11月25日
  • 2019年11月27日
  • SDカード
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H2testwの概要

USBメモリやHDD、SDカードなど記憶媒体のエラーを調べることができる無料のソフトウェアがH2testwです。
データの整合性テストを行って、SDカードが表記通りの容量やデータの転送速度なのかチェックすることができます。

ソフト名 H2testw
ライセンス フリーウェア
動作環境 Windows 2000|XP|Vista|7|8|8.1|10
ダウンロード https://www.heise.de/download/product/h2testw-50539

H2testwが行うテスト内容

H2testwが行うテスト内容を説明します。

まずファイルサイズ1GBの内容の異なるテスト用データを記録媒体の全領域に空きがなくなるまで書き込みます。そして書き込んだデータを読み戻し、書き込んだデータと同じであるか整合性を検証します。

記録媒体に不良セクターがある場合、修正されたセクターの数、損傷しているセクターの数がエラーとして表示されます。

認識されている容量と実際の容量が異なる場合や書き込んだデータと読み戻したデータの整合性がとれない場合、正常に読み書きできた容量とできなかった容量がエラーとして表示されます。

読み込みと書き込みそれぞれの転送速度を表示します。

H2testwのダウンロードとインストール

ダウンロードは公式サイトから行うのが安全です。ドイツ語のサイトのため、少し内容がわかりづらいですが、「Download」と書いてある緑のボタンを探しましょう。

公式サイトからダウンロード

①の緑色のZum Downloadボタンをクリックします
遷移したページの②の緑色のDownloadボタンをクリックします

ファイルのダウンロードが自動的に開始されます。ダウンロードしたZIPファイルを解凍してください。
H2testwはPCにソフトウェアをインストールする必要はありません。スタンドアロンのソフトウェアなので、実行ファイル「h2testw.exe」をクリックするだけで起動します。

ZIPを解凍したフォルダ内のファイル

H2testwの使い方

テストできる領域は空のエリアだけなので、全領域をテストしたい場合、クイックフォーマットでかまいませんので、フォーマットしてからテストを行いましょう。
今回は64GBのSDカードを使って検証を行いました。

H2testw.exeを起動します。すると以下の画面が現れます。

①の言語選択でドイツ語か英語を選択します。ドイツ語がわかる人以外は「English」を選べばいいでしょう。
②でテストする記録媒体を指定します。
③は空いている全領域をテストするか、指定の領域だけをテストするか選べます。容量偽装などを確認したい場合は上の「all available space」で全領域テストを選びましょう。
④は初めてテストする場合は「Write + Verify」の書込み・検証ボタンを押しましょう。
以前、H2testwでテストした内容が記録媒体に入っている場合は、「Verify」ボタンが選択可能になり再検証が可能です。

「Write + Verify」をクリックすると、記録媒体にデータがある場合や、システム上テストできない領域がある場合、上記のアラートが出ることがあります。意味は「全容量60874MBの中から60873MBのみテストします」と警告しています。1MB分はテストできませんが、このくらいなら異常ではないので気にせず「OK」を押して進みましょう。

テスト結果

テストが完了した画面です。今回テストした64GBのSDにカードにはエラーはありませんでした。エラーが起こるとメッセージ欄の背景が赤くなります。英語の表示なので、わかりづらいかもしれませんが、説明します。
①は書込みテストで書込んだデータ量と、かかった時間、書込み速度が表示されます。
②は書き込んだデータを読み込んでデータを検証するテストで検証したデータ量と、かかった時間、読み込み速度が表示されます。
③の真ん中のメッセージ欄には先に説明した1MB分テストできない領域がありますという警告と、エラーなしで正常に読み書きができましたという結果、そして読み書きの転送速度が表示されます。

テストした媒体の中に残ったファイル

テスト後は書き込んだファイルがそのまま残っています。残しておけば再度検証に使うことができますが、再度テストをする予定がない場合は削除しておきましょう

テスト結果にエラーがある場合

テストした記録媒体にエラーがあるとメッセージ欄の背景が赤くなり、エラー内容が表示されます。
512GBの容量に偽装された16GBのmicroSDカードを検証した結果です。

赤背景でなんらかのエラーがあることを示しています。赤背景のメッセージ内容が以下です。重要な部分を赤文字にし、日本語訳を付けました。

Warning: Only 511974 of 511975 MByte tested.
警告:全容量511975 MByteのうち、511974MByteのみテストしました。

The media is likely to be defective.
この媒体には欠陥がある疑いがあります。

14.6 GByte OK (30721591 sectors)
14.6GBは正常です。

485.3 GByte DATA LOST (1017800393 sectors)
485.3GBのデータが消失しています。

Details:0 KByte overwritten (0 sectors)
0 KByte slightly changed (< 8 bit/sector, 0 sectors)
485.3 GByte corrupted (1017800393 sectors)
485.3GBのデータが破損しています。

0 KByte aliased memory (0 sectors)
First error at offset: 0x00000003a9926e00
Expected: 0x00000003a9926e00
Found: 0x60becb9fb2f59403
H2testw version 1.3
Writing speed: 20.3 MByte/s
Reading speed: 13.8 MByte/s
H2testw v1.4

偽物のSDカードの多くは転送速度が遅く、大容量SDカードの全領域を検証するには長時間かかります。
偽物のSDカードは16GBや32GBくらいの容量の小さな安いSDカードを高価な256GBや512GB、1TBなどに偽造していることがほとんどです。
時間がない場合は、150GB程度を領域指定してエラーがないか、転送速度が表記通りか見るだけでも、およその判別が可能です。

まとめ

H2testwはインストール不要でUSBメモリにでも入れておけば、 持ち運んで気軽に使用できる怪しいSDカードを購入した時の検証にもってこいのソフトです。
日本語表記がないのが弱点ですが、シンプルなインターフェイスで機能を絞っているため、すぐに慣れると思います。

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