eneloop EVOLTA 高コスパ充電池はコレ 価格と寿命から考えるエネループと充電式エボルタ

充電池といえば、エネループ(eneloop)。充電池の中で最も人気があり、充電池の代名詞のような存在です。最近ではIKEAなどプライベートブランドや100円ショップのダイソーでも安い低容量の充電池が販売されていますが、多少高くてもあえてエネループを購入する人も多いのではないでしょうか。

エネループは発売当初サンヨーのブランドでしたがパナソニックに売却され、現在に至っています。パナソニックといえば、こちらも人気のエボルタ(EVOLTA)ブランドの電池があり、エネループと充電式エボルタが併売されています。

エネループと充電式エボルタシリーズの中から最もコスパの良い充電池を検証します。

エネループ・充電式エボルタのラインナップ

エネループと充電式エボルタの2020年現行ラインラップは、単3形と単4形のエネループ2種とエボルタ2種の計4種類です。パナソニックから単1形と単2形の充電池も発売されていますが、どちらのブランドにも属さず、パナソニックブランドで発売されています。

左からエネループ・スタンダードモデル、プロモデル、エボルタ・スタンダードモデル、お手軽モデル

かつて存在したエネループ・ライト、エボルタ・ハイエンドモデルは2018年に廃番になりました。大容量モデルはエネループ、低容量モデルはエボルタに統一した形です。スタンダードモデルがどちらかに統一されることはないと思いますが気になります。

廃番のエネループ・ライトとエボルタ・ハイエンドモデル

エネループ・充電式エボルタ単3形を比較

エネループ、エボルタの仕様と価格を比較していきます。

単3形
モデルエネループ
スタンダードモデル
エネループ
プロ
エボルタ
スタンダードモデル
エボルタ
お手軽モデル
容量1900mAh2450mAh1950mAh1000mAh

くり返し
使用回数

約600回約150回約500回約1200回
実売価格
(1本)
280~300円350~400円260~300円150~180円
コスパ 4.5 3.0 4.0 4.5

単3形の実売価格は容量にほぼ比例しています。つまり容量で比べるとコスパは同じなので容量以外で比較する必要があります。
重要なポイントである電池の持ち時間も下記の放電実験の結果からわかるように容量に比例しています。

引用:https://panasonic.jp/battery/products/charge/eneloop.html
1位エネループ・スタンダードモデル 4.5

1位にはエネループ・スタンダードモデルを選びました。容量・使用回数・価格のバランスが最も優れています。迷ったらこれを買っておけば間違いありません。ただし、同じスタンダードモデルのエボルタに比べ、ブランド力と人気の差か若干高めの販売設定になる傾向があります。パナソニックの充電池は時期による価格変動が大きいので、エネループが極端に高ければ、選択肢から外してもよいでしょう。
アルカリ電池との比較ですが100円ショップで売っている格安アルカリ電池は1本あたり20円ちょっとです。アルカリ電池より使用時間は2~3倍長持ちするので、7回程度くり返し使用すれば元が取れる計算です。

2位エボルタ・お手軽モデル 4.5

エボルタ・お手軽モデルは、くり返し使用回数が1200回と突出しています。週に1回充電しても20年以上かかります。エネループ・スタンダードモデルの繰り返し使用回数が600回です。長く使用するならコスパは最も高くなりますが、それだけ使用する人はほとんどいないため、現実的にはコスパはエネループ・スタンダードモデルと同程度と見ていいでしょう。2位の評価にしたのは、1回の使用時間が半分程度で使い勝手を考慮したためです。
お手軽モデルの強みは1本150円~の安さです。安いとはいえ標準的なアルカリ電池より持ちは良いですし、エネループ・スタンダードモデル同様7回も繰り返し使用すればアルカリ電池を買う元がとれます。初期コストを抑えたい、リモコンなど低電流の機器でしか使用しない場合はエボルタ・お手軽モデルもおすすめです。

3位エボルタ・スタンダードモデル 4.0

エボルタ・スタンダードモデルは、くり返し使用回数500回が響いての3位です。容量は若干エネループ・スタンダードモデルより多いものの、実使用で体感できるほどの差ではありません。
エボルタ・スタンダードモデルは時期によっては量販店で4本パックが1,000円を割ることもあるので、そういったタイミングでは買いですが、価格がそれほど変わらないならエネループを購入したほうが無難です。

4位エネループ・プロ 3.0

エネループ・プロは、くり返し使用回数150回というのがコスパで比較すると致命的です。しかしながら容量2450mAhのエネループ・プロですが他メーカーの2800mAh程度の大容量モデルと使用時間実験をしても一番長持ちするほどの実力を持っています。
エネループ・プロは性能重視で電池を長持ちさせたい人向けの製品だと言えるでしょう。 デジカメやストロボ、ラジコンなど電気消費の多い機器で使用する人にとっては良い製品です。おそらく現在の一般的な市販充電池で実力はナンバー1です。
ただし最近はリチウムイオン電池バッテリーを内蔵した製品が増えているので必要とされる出番は今後減るかもしれません。
アルカリ電池と比較すると一般的なアルカリ電池より4倍以上長持ちします。容量が大きいため一回の持ち時間が長く交換までの時間はかかりますが、7回も繰り返し使用すれば元が取れます。単3形の4つのモデルは容量と販売価格がほぼ比例しているのでアルカリ電池と比較して元を取るまでの繰り返し使用回数は約7回で同じです。

エネループ・充電式エボルタ単4形を比較

エネループ、エボルタの仕様と価格を比較していきます。

単4形
 
モデルエネループ
スタンダードモデル
エネループ
プロ
エボルタ
スタンダードモデル
エボルタ
お手軽モデル
容量750mAh930mAh780mAh650mAh

くり返し
使用回数

約600回約150回約500回約1000回
実売価格
(1本)
280~300円350~400円260~300円150~180円
コスパ 4.5 2.5 4.0 5.0

単4形の実売価格は単3形と同じです。単3形では価格は容量にほぼ比例していましたが、単4形は各モデルの容量に単3形ほどの差はありません。

1位エボルタ・お手軽モデル 5.0

1位にはエボルタ・お手軽モデルを選びました。単3形ではスタンダードモデルとの容量差が2倍弱ありましたが、単4形は2割増し程度の差でしかありません。くり返し使用回数も1000回と突出しています。それでいて価格は4割以上安く、コスパは頭ひとつ抜けて単4形で最高と言ってよいでしょう。

2位エネループ・スタンダードモデル 4.5

2位にエネループ・スタンダードモデルです。容量・使用回数・価格のバランスは単3形と同様優れていますが、お手軽モデルのコスパが高すぎます。エネループブランドが好きな人にはよいですが、コスパ面ではお手軽モデルとの価格差が大きいことから高くありません。

3位エボルタ・スタンダードモデル 4.0

エボルタ・スタンダードモデルは、単3形と同じ力関係です。くり返し使用回数500回とエネループ・スタンダードモデルより少ないため3位です。
エボルタ・スタンダードモデルは時期によっては量販店で4本パックが1,000円を割ることもあるので、そういったタイミングでは買いですが、価格がそれほど変わらないならエネループを購入したほうが無難です。

4位エネループ・プロ 2.5

エネループ・プロは、単3同様くり返し使用回数150回というのがコスパで比較すると致命的です。容量面でもお手軽モデル比で単3形では2.45倍でしたが、単4形では1.43倍程度の差しかありません。それでいて単3形と同じ価格です。くり返し使用回数、容量いづれの観点からもコスパは最高に悪いです。

まとめ

エネループ、エボルタは単3形に比べ、単4形では各モデルの性能差が少なくなるため、価格の安いお手軽モデルのコスパの高さが際立つ検証結果となりました。
充電池はアルカリ電池と違い充電器を買う必要があるため、初期投資はかかりますが、くり返し使えば使うほどお得になります。充電にかかる費用は4本充電で約1円(1本あたり0.25円)ほどです。アルカリ電池とコストを比較すると単4形なら充電池を約7回繰り返し使用すると元が取れます。単3形はお手軽モデルなら約7回、スタンダードモデルなら約9回、プロモデルは約10回使用すると元が取れる計算です。
耐久性も15年前に購入したサンヨー時代のエネループが未だに使用できることから、高寿命で非常に優れています。
今まで何となく価格が高いという理由で充電池を敬遠し、アルカリ電池を使用してきた人は、充電池の使用を検討してみてはいかがでしょうか。

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