エレコム 最悪評価の全面保護3Dフィルム レビュー 最高のアンチグレア

気に入っているスマートフォンの保護フィルムの中にエレコム(ELECOM)の全面保護フルカバータイプのフィルムがあります。
エレコムの保護フィルムの多くはシリーズ化されていて、新型スマートフォンが出ると素材や仕様が同じ新商品が既存のシリーズから発売されます。一度使って気に入れば、新しいスマートフォンに変えても同じ使用感の保護フィルムへ買い替えることができます。
この記事ではエレコムの全面保護3D設計フィルムシリーズをレビューします。

エレコム3D設計シリーズ保護フィルムとは

iPhone6以降、多くのスマートフォンの画面の縁は丸くなっています。PET製やガラス製の保護フィルムは伸縮性がないため、フレーム付きの一部の商品を除き平面部分しかカバーできません。エレコムの3D設計シリーズは素材にゴムのように伸縮性のあるPU(ポリウレタン)を使用し、フレームなしでも縁まで全面をカバーすることができます。
ガラスフィルムではNiamsoやOAprodaなどのメーカーからフレーム付きの全面保護フィルムが発売されていますが、ガラスフィルムの厚みが苦手な人やアンチグレア(反射防止)タイプが好きな人で全面を保護したい人におすすめなシリーズです。
iPhoneやギャラクシー、Xperiaなどメジャーな製品であれば、新型が出ると対応したフィルムが発売されます。

3D設計シリーズ

3D設計シリーズは液晶面だけでなく背面用の保護フィルムまでたくさんの種類があります。パッケージに「3D設計」と記載されていれば、同じような質感のフィルムで貼り方も共通です。

エレコム3D設計シリーズの評判は最悪

amazonのレビューをはじめ、エレコムの3D設計シリーズは最悪に近い散々な評価になっています。その内容は貼りにくい、気泡が入って汚いといった理由がほとんどです。
確かにこの批判は半分当たっています。フィルムの構造が本体のフィルムの前後に保護フィルムが付いている3層になっていて複雑です。伸縮する素材のため完全に貼ってしまうと剥がして貼り直すことができません。ただしフィルム構造と貼り方の手順を理解すればクリアできます。
気泡については、貼った直後かなりの量の気泡が入って汚い見た目になるものの、3~5日程度でキレイになります。PET製やガラス製よりも気泡が抜けるまで時間がかかるため、初めて貼った時には失敗したと勘違いすると思います。

貼りにくさ、気泡の抜けにくさは、エレコムの3D設計フィルムに限らず、柔らかいPU(ポリウレタン)製フィルムや全画面保護フィルムの特性です。貼るのに慣れてしまえば問題ないのですが、PET製のフィルムに慣れた人からすると、違和感を感じるのはしょうがないかもしれません。

エレコム3D設計フィルムを装着

iPhone XSに3D設計の画面フィルムと背面フィルムを貼ってみました。
iPhone8時代から使用していて、これまで失敗含め20回近くエレコムの3D設計フィルムを貼った経験があるので慣れています。今回は液晶両面・背面フィルムともにアンチグレアの反射防止を選びました。背面のフィルムは側面のフレームまで保護する超3D設計フィルム(側面保護タイプには超を付けるのがエレコムルール)です。

今回使用したフィルム

3D設計フィルムの貼り方

3D設計フィルムは本体の保護フィルムを挟むような形で前後に剥離フィルムが付いていて3層構造になっています。保護フィルム本体がクニャクニャなため、剥離フィルムに貼りつけて張りを持たせているような構造です。

左は画面フィルム、真ん中と右は背面フィルム

エレコムの3D設計フィルムは光沢タイプの剥離フィルムの色は黄色、反射防止タイプの剥離フィルムの色は青色です。上記の画像では左の画面フィルムが光沢タイプのフィルムです。

貼り方の手順についてはエレコムのWEBサイトにタイプ別に詳しく解説されています。

パッケージ裏面の番号をチェック

保護フィルムのパッケージ裏面に番号が記載されているので、下記のエレコムのWEBサイトで該当する番号の説明ページで貼り方を理解しましょう。
手順の詳細についてはサイト内で丁寧に説明されているので記事では省きます。

【iPhone】フィルム装着方法・使用上のご注意…

状態の変化

3D設計シリーズの保護フィルムは貼った直後かなり汚い状態になりますが、時間の経過で気泡などが抜け、キレイに仕上がっていきます。その様子をご紹介します。

画面

貼った直後の状態

貼った直後は気泡が目立ちます。横に入っている真っすぐな線のようなものは画面側の分割された剥離シールの位置にあることから、その痕です。上記の画像の剥離シール痕はまだ薄いほうで個体差があります。

別パターン

剥離シール痕が先の画像よりはっきりと出ています。貼った直後はこういう状態になるのを覚悟しておく必要があります。初めて見た人は何これ?という状態です。

1日経過

少し気泡が小さくなり、剥離シールの跡も薄くなっています。

3日経過

半分くらいの気泡が消えています。PET製のフィルムなら、貼った直後くらいの状態です。

5日経過

ほぼ完全に気泡が抜け、剥離シール痕もなくなりました。エッジが少し浮いていますが、エッジ部分は指でしっかり押さえて貼りつければ密着させることができます。放置するだけではエッジはくっ付きません。

背面

貼った直後の状態
5日経過

画面フィルムと同じく5日くらいでほぼ完全に気泡が抜けました。キレイに仕上がりました。日常的に使用しているスマートフォンなら使用する時に意識的に気泡を押し出すようにすれば、もっと早く気泡がなくなると思います。

これまで何度もエレコムの3D設計シリーズを貼った経験があるので、今回は一回で大きな失敗もなく貼ることができました。ただし、完璧かというと貼った後にじっくり確認すると
背面フィルムの位置合わせに改善の余地がありました。カメラの突起部分にフィルムの穴を合わせれば、大きな失敗はありませんが、寸分の隙間もなくカメラ穴がカットされているわけではありません。カメラ穴にセットしてからコンマ数ミリ程度センターにくるように位置調整する必要がありました。貼った後によく見て気づく少しのズレなので今回は貼り直しはせず、少しフィルムにダメージが出たときに気を付けて貼り直すことにします。

貼るときに気を付けるポイント

3D設計保護フィルムを貼るときに失敗しやすいポイントをご紹介します。

左は画面フィルム、真ん中と右は背面フィルム

液晶画面用のフィルムには画面側の接着面に固定シールが付いています。

画面フィルムの固定シール

固定シールを剥がし、画面にくっ付けて仮止めを行います。何度でも剥がして位置を調整することができます。この位置決めに時間をかけて納得いくまで完璧に行いましょう。それがうまく貼るコツの全てです。
全面保護といっても画面のガラス部分の周囲0.3mmくらい僅かに余白が出ます。どちらかに偏ってガラス面からはみ出た場合、ガラス面に被るケースを付けると、その側の端に浮きが出ます。

左下にフィルムの浮き

上記の画像は上下の位置を下に少し偏ってフィルムを貼ってしまったため、ケースを付けると下の縁に浮き(気泡)が出ます。指でくっ付ければ浮きは消えますが位置合わせをしっかり行わないとこういった事態に陥ります。

背面フィルムは、まず1と番号を付いている剥離シールを剥がし、その面を背面にくっ付けて仮止めを行いながら位置調整します。画面フィルムの固定シールと同じで何度も貼り直すことができるので、納得のいくまで位置調整を行いましょう。

背面フィルムでも側面まで保護する超3D設計タイプのフィルムは、位置合わせに加えて剥離フィルムを剥がす時に気を付けるポイントがあります。

右は側面まで保護する超3D設計フィルム

側面まで保護する超3D設計フィルムは、仮止め用の1の剥離シールの位置が違います。上記の画像の赤いラインがカットする位置ですが、超3D設計のフィルムは仮止め部分の面積が小さくなっています。
仮止め部分の面積が小さく、剥離フィルムと本体フィルムの粘着力が強いのが影響し、2の剥離フィルムを剥がすときに仮止めた1の部分まで一緒に剥がれてきます。

超3D設計フィルム
仮止め用の1の剥離フィルムを剥がす
2の剥離フィルムを少しめくっておく

それを防ぐには、1の仮止め用の剥離フィルムを剥がし、2の剥離フィルムを少しめくって剥がしやすくしてから仮止めと位置調整を行います。仮止め後に2の剥離フィルムを剥がしやすくなります。この下準備を行わないと8割くらいの確率で仮止め部分も一緒にめくれ失敗します。

エレコム3D設計シリーズの評価

貼りやすさ

PU(ポリウレタン)製のフィルムは薄いゴムのような素材のため、一度貼ると剥がして貼り直しができません。貼った後に埃が入ったことに気づいた場合、端のほうならテープをくっ付けてゆっくり剥がし、埃を取ることができます。ただし側面まで保護する超3D設計のフィルムではできません。
貼りやすいとは言えませんが、仮止めの段階で位置合わせさえ完璧にしておけば、大きな失敗をすることはありません。
背面側はスマートフォンの機種にもよりますが、XSの場合カメラに合わせて周囲0.3mmくらいの余白でピッタリとカットされているのでカメラ穴で簡単に位置合わせが可能です。

質感

今回、反射防止のアンチグレアタイプを選びましたが、その反射防止性能は史上最高クラスです。アンチグレアフィルムと言えば、PowerSupport(パワーサポート)が代名詞のようになっていますが、比較すると完全に勝利します。

パワーサポートとの比較

パワーサポートのフィルムも悪くはないのですが、上記の画像でもわかる通り、光に向けると少し映りこみがあります。エレコムの3D設計フィルムは映り込みが全くありません。まるで炭の塊のようです。画面の奇麗さは少し損なわれますがそこはトレードオフです。

背面にも反射防止を選びましたが、iPhone XSのガラス製の背面がマットになり、iphone11 PROの背面のような仕上がりになります。

背面の装着イメージ

指滑り

PU(ポリウレタン)製は指滑りがいいイメージはあまりありませんが、エレコムの3D設計シリーズの反射防止タイプの指滑りはサラサラで最高クラスです。映り込みの防止は史上最高クラスと表現しましたが、指滑りもかなり高いレベルなのは間違いありません。パワーサポートのアンチグレアフィルムよりは確実に上です。

耐久性

PETフィルムと比較すると、耐久性そのものは同程度ですが、スマートフォンを裸で使う場合、端がポケットやカバンの中から取り出す際に引っかかり、浮いてくる可能性があります。よほどキツキツの場所から取り出さなければ大丈夫ですが、もし浮いた場合は指でくっ付けてやれば元に戻ります。
今回、背面フィルムはiPhone XSのフレームがステンレスのピカピカフレームで傷付きやすいため、側面のフレームまで保護されるタイプを選びましたが、粘着力が強いのでApple純正のケースなら取り外ししても剥がれることはありませんでした。しかし、側面保護タイプはキツキツの装着感のケースには絶対に使用しないほうがよいでしょう。
フィルム表面の傷の付きやすさは、爪や尖ったもので引っ掻いた場合、フィルムに傷が残りますが、柔らかい伸縮性のある素材のためか、時間が経つと消えます。

エレコム3D設計フィルムを上手に貼るには

エレコム製の3D設計フィルムに限らず、はじめてPU(ポリウレタン)製フィルムを貼る人が一回で完璧に貼れる可能性は残念ながら低いです。実はわたしも最初失敗しました。3回目くらいからコツがつかめ、上手に貼れるようになります。慣れが必要です。
完璧に貼るには機種ごとに位置合わせにコツがあり、後からここをこうしておけば良かったという部分が必ず出てきます。
フィルムも通常は1枚1,000円ほどする商品なので失敗率の高いフィルムを勧める気にはなりません。ただし、1枚100円程度ならどうでしょうか。
エレコムのフィルム製品は登場から半年くらい経過すると直販サイト、エレコムダイレクト(楽天内・ヤフーショッピング内・本店)でアウトレットとして100円~200円程度で販売されはじめます。このアウトレット品なら失敗を気にすることなく練習ができます。
エレコムダイレクトのアウトレット品で、PU(ポリウレタン)製フィルムをはじめてみることをお勧めします。ちなみに、わたしは失敗した時と予備用を兼ねて大体3個くらい購入します。
さらにiPhone用は新型でも画面サイズが同じで古いフィルムが使用できる場合が多く、アウトレットになるのを待たずに旧商品で代用可能なので便利です。

ギャラリー

両面ともマットな質感でかっこよくなりました。正面から撮影しても映り込みは全くありません。使っていても指紋が目立つこともなく、気持ちよく使用できます。

まとめ

発売されてから歴史も長い割に知名度が低く、マニアックな商品であるエレコム3D設計保護フィルムをご紹介しました。
フィルム選びの際に選択肢に入れる人は少数だと思いますが、アンチグレアタイプのフィルムが好みで、なるべく映り込みの少ない全面保護フィルムを求める人には最適なフィルムだと思います。光沢タイプのエレコム3D設計フィルムもありますが光沢タイプは全面保護のガラス製フィルムで良い製品がいろいろあるので正直あまりお勧めしません。
毎回購入する度にレビューを見て酷評され過ぎだなと感じていたので記事を書いてみました。よかったらお試しください。

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