Apple Pencilの過充電と過放電を防ぐ 長期保管に注意

Appe Pencilの故障で最も多いのがバッテリートラブルです。バッテリーは消耗品で放充電を繰り返すとバッテリーに溜められる電気量が減少し、やがて機能しなくなります。バッテリーのサイクル劣化と呼ばれる現象です。
バッテリーのサイクル劣化はApple Pencilを使う以上、避けられません。

しかし、バッテリーにダメージを与える原因はサイクル劣化以外に過充電や過放電があります。過充電や過放電を防ぐことで、Apple Pencilの寿命を延ばしたり、トラブルを防ぐことが可能です。

Apple Pencilを長く使うために、過充電と過放電に関する使用上の注意をまとめました。第一世代および第二世代で共通の内容です。

Apple Pencilの過充電

過充電とはその名の通り、バッテリーの容量を超えて電流を流し続けている状態のことで、バッテリーにダメージを与えます。
ライトニングコネクタなどの電源にApple Pencilを繫いだまま放置しているような場合に起こります。
しかし、Apple Pencilに限らず、現在ではリチウムイオンバッテリーを使用しているほとんどのデバイスに過充電を防止する機能がついているため、電源に繋いだまま放置しても、すぐにバッテリーを劣化させる原因とはなりません。
過充電防止機能は満充電まで到達すると、電流を流すのを止め、一定間隔で少しだけ電流を流し止めるという行程を繰り返します。
つまり満充電後は電流が常に流れるわけではないため、過充電にそれほど神経質になる必要はありません。
しかし、過充電状態にはなりにくいとはいえ、日常的にApple PencilをiPadのライトニングコネクタや電源に繋ぎっ放しにすることは避けるべきです。

Apple Pencilの過放電

過充電と逆にバッテリー切れのまま放置していると、過放電状態に陥る可能性があります。
バッテリーには放電終止電圧という安全に放電を行える最低値が定められていて、その電圧を下回るとバッテリーはダメージを受けます。

Apple Pencilはバッテリー残量0で使えなくなっていても、実はバッテリーに少し電気が残った状態で停止します。しかし、そのまま長期間放置するとその残っていた電気が少しづつ放電し、最終的に過放電になってしまいます。過放電状態になると、もう電源に繋いでも充電できずバッテリーが機能しなくなるほどの深刻なダメージを受ける場合があります。

長期間放置していたApple Pencilが充電ができないという場合、過放電でバッテリーにダメージを受けた可能性が考えられます。
Apple Pencilを長く使う上で最も気を付ける点は、過放電と言っていいでしょう。

放置したApplePencilが充電できなくなった場合に試すこと

長期間、放置していたApplePencilの充電ができない場合、短時間の充電で諦めず、3、4時間充電を続けると稀に充電ができるようになるケースがあります。
また第一世代は供給電力の弱いiPad本体からの充電ではなく、ライトニングアダプタと充電器を使った充電も試してみてください。

Apple Pencilを長期保管する時にしておくこと

Apple Pencilには電源のオンオフ機能がありません。そのため放っておくとバッテリーはApple Pencilを使わなくても10日程度で残量がなくなります。

長期保管する場合、過放電が気になります。過放電を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
バッテリーが0になる10日に1回くらいの頻度で追充電を行うという方法を思いつきますが、非常に面倒です。
あまり知られていないことですが、実はApple PencilはiPadとペアリングしたままの状態だと前述のように何もしなくても電力を消費するものの、ペアリングを解除するとほとんど電力を消費しなくなります。
ペアリングしていると何もしなくても電力を消費するのは、断続的に接続を試すような動作を続けているためと思われます。

長期間保管する場合、50~60%充電し、ペアリングしている全てのiPadのBluetooth設定のペアリングリストから該当するApple Pencilを削除しておきましょう。そして3カ月程度を目安に動作確認も兼ね、1、2分でOKなので追充電を行いましょう。終わったら忘れずにペアリングリストから削除しておきます。

設定アプリのBluetoothのペアリングリストからApple Pencilをタップ
「このデバイスの登録を解除」をタップ

Apple Pencilのバッテリーに使用されているリチウムイオン電池はもともと放電しにくい性質があります。新品のApple Pencilが出荷後、1年間ストックされた後でも使用できるのはペアリングさえしなければ、ほとんど放電しないからです。
試しに100%まで充電したApple Pencilでペアリングリストから削除後、30日間放置してみましたが、100%の充電状態を維持していました。

長期間、Apple Pencilを使用しない時はもちろんですが、こまめにペアリングを解除すれば電力を消費しないため、バッテリーのサイクル劣化を防ぐ効果があります。
Apple Pencilのバッテリーは、おそらく500回程度の充電サイクルには耐えられるでしょうから、1日2、3時間程度しか使用しない人は、そこまでする必要はありませんが、日常的に使う人は少し面倒ですが、寝る前にはペアリングリストから削除する習慣をつけるのも良いかもしれません。

まとめ

Apple Pencilに限らず、ノートPCやスマホ、イヤホンなどモバイルデバイスでは現在バッテリーにリチウムイオン電池を使用するのが定番となっています。
いづれのデバイスでも気を付ける点は共通です。
Appleは保証期間内のバッテリートラブルは無償で修理対応してくれますが、他のメーカーではバッテリーの劣化を対象外にしているようなところもあるので、しっかりとケアしながら使うようにしましょう。

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