Apple Pencil 故障と修理

2018年秋、第3世代iPad Proと共にApple Pencilにも第2世代が登場しました。
これで初代Apple Pencilも滅びゆく運命かと思いきや、その後登場したiPad Air 3さらにiPad mini 5は初代Apple Pencilのみに対応するという意外な状態になりました。

初代Apple Pencilは消えるどころか、現役として存在感が増しましたが、その登場は2015年11月でなんと発売から4年近くが経過しようとしています。
時間の経過に伴い、故障したApple Pencilを見かける機会も増えているのではないでしょうか。

Apple Pencilの故障と修理について、そしてトラブルを避ける方法を解説します。

Apple Pencil 故障の症状と解決法

Apple Pencilにはエラーを示すようなランプがありません。トラブルが起こっても、外観からはわかりません。よくあるトラブルの中には簡単に自分で直せるものもあるので、サポートに連絡する前にまずは試してみてください。サポートにも試すように言われます。
初代Apple Pencilを例に手順を解説しますが、第2世代でもペアリング方法が違うくらいで手順は同じです。

Apple Pencilを認識しない

充電はできているのに画面上で認識せず、線が描けない状態になってしまったケースです。


解決法

  • ペン先の緩みを確認。
  • iPadの電源を切って再起動。
  • iPad本体でペアリングを解除し、再ペアリング。

ペン先(Apple Pencil tip)が緩んでいると認識しません。しっかり時計回りに回して閉めます。それだけで解決する場合もあります。次にiPadを再起動してみましょう。それでも解決しないならiPadの設定画面から Bluetoothの設定項目へ進みリストにあるApple Pencilをタップしてペアリングを解除します。次にApple PencilをLightningコネクタに挿し、再度ペアリングを行います。

Apple Pencilでうまく線や文字が書けない

Apple Pencilを認識して線は描けるものの、途切れたり思った通りに描けなくなったケースです。


解決法

  • ペン先の汚れや傷を確認。
  • ペン先(Apple Pencil tip)の交換。

ペン先(Apple Pencil tip)を柔らかい乾いた布で拭き、汚れを落とします。それでも解決しない場合は、ペン先の摩耗や傷がついている可能性があるので、ペン先を反時計周りに回して外し、スペアのペン先に交換します。ペン先は消耗品です。

ペン先を確認

Apple Pencilの充電ができない

充電ができなかったり、できるものの進まない、すぐにバッテリーが切れてしまうケースです。ペアリングされているApple Pencilのバッテリーの状態を最初に確認してください。

バッテリー充電状態の確認方法

Apple Pencilのバッテリーの状態はホーム画面をスワイプし、ウィジェット画面で確認することができます。初期状態ではバッテリーの項目は非表示となっています。以下の手順をお試しください。

画面を一番左までスワイプし、ウィジェット画面を開きます。初期設定ではバッテリーについての情報は表示されていません。赤矢印の編集をタップします。

ウィジェットを追加の画面に移動し、バッテリーの項目をタップします。

完了をタップし、ウィジェット画面に戻るとバッテリーのウィジェットが追加され、iPad本体とiPadに接続されているデバイスのバッテリーの状態が表示されるようになりました。


解決法

  • ペアリングの状態をチェックする。

iPad本体のLightningコネクタから充電できない場合はiPadの設定画面からBluetoothの設定項目へ進み、リストにあるApple Pencilの状態を確認します。未接続となっていればタップし、ペアリングを完了させてください。iPad本体から充電する場合、ペアリングしていないと充電されません。


解決法

  • 端子の状態をチェックする。

コネクタの端子に汚れが付着していないか確認し、エアダスターや乾いた布などできれいにします。


解決法

  • 充電元を変更する。

iPad本体にApple Pencilを挿して充電している場合は、付属品のLightning アダプタを使ってお手持ちのUSB充電器など充電元を変更して充電できないか試してください。充電0%の状態で長期間放置していた場合は、最低2~3時間充電を続けてみてください。


Apple Pencilの故障で比率の高いバッテリートラブルは、バッテリーとして内蔵されているリチウムイオン電池の劣化の可能性が考えられます。100%を超えて長時間充電し続けたり、充電0%の状態で長期間放置しないようにしましょう。電池を痛める原因となります。
Apple pencilは電源のオンオフができません。フル充電していても1週間程度で充電0状態になります。
長期間使わない場合は50%ほど充電し、週に一回程度、追充電するのがおすすめです。
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改善しない場合

解決法を試しても改善しない場合はApple サポートへ連絡してください。

Appleサポート 利用方法

Appleのサポートへ連絡する前に前項で説明した解決法を試してください。
それでも改善しなかったことを伝えるとスムーズにやり取りが進みます。

サポート利用前に確認しておく情報

以降で説明するシリアルナンバーは必須です。その他にサポートから聞かれる項目は、 トラブルへの対処方法を試したか、修理交換方法(持ち込みか配送か )、配送の場合の送付先の氏名・電話番号・住所・メールアドレスです。チャットでサポートを受ける場合は、時間短縮のため事前にテキストファイルにまとめて書いておくといいと思います。

シリアルナンバー

Apple Pencilのシリアルナンバーは、箱裏のラベルと本体のキャップを外したコネクタ部分に記載があります。中古で購入した場合は箱と本体が別という可能性もあるので、本体のシリアルナンバーを確認したほうがいいでしょう。

保証の確認

下記のAppleのサポートページでApple Pencilのシリアルナンバーを入力すると保証状況の確認が可能です。Apple Pencilの保証期間は1年間です。
もし期間が正しくない場合、レシートや納品書など購入証明になるものを提示し、期間の修正が可能です。チャットサポートならレシートや納品書の画像をチャット内で送信し、修正してもらうこともできます。

Appleサポートへ連絡

Appleのサポートは電話やチャットでの問い合わせ、持ち込み修理の依頼も最初は、下記のApple サポートサイトで該当するデバイス、そして不具合の症状を選ぶことからはじまります。
今回のApple pencil の修理の場合は、まず「iPad」を選択し、充電できないような不具合なら「バッテリーと充電」と続けて選択していきます。
あとは電話やチャットなど希望の方法でサポートを利用すれば大丈夫です。

故障品の送付と代替品の受けとり

持ち込み修理の場合は、Apple Storeに故障品を持ち込めば代替品と交換してもらえます。近くにApple Storeがあり、急いで交換したいならこちらがおすすめです。
配送修理の場合は、代替品の到着時に代替品と引き換えに配達員へ故障品を渡すだけです。
Apple Pencilの場合、故障品として渡すのは本体のみ、キャップやペン先は返却する必要ありません。予備として手元に残すのがおすすめです。

Apple Pencil 修理費用

修理費用は保証期間内である1年以内の自然故障は無償ですが、1年以内でも保証対象外の故障(破損・改造など過失によるもの)の場合は有償修理となります。
またiPadとペンを同時購入した時にのみ加入できるApple PencilのAppleCare+に加入している場合は保証対象外修理を2回まで3,400円で受けることができます。
修理といってもAppel Pencilはバッテリー修理を含め、新品と同等の代替品との交換です。

その他、故障ではありませんがキャップを紛失した場合、サポートに直接依頼すれば通常単体では販売されていないキャップを1,200円(税別)で購入可能です。

※金額は税抜き
  修理内容 第1世代 第2世代
保証期間内 バッテリー修理 無償
自然故障修理 無償
保証対象外修理 7,900円 12,200円
保証期間外 バッテリー修理 3,200円
その他の修理 7,900円 12,200円
保証対象外修理(AppleCare+加入) 3,400円

まとめ

Apple Pencilのトラブルで多いのはペアリングなど接続トラブルと、正常に充電できないバッテリートラブルの2つがほとんどです。
接続トラブルは自己解決可能なケースが多いものの、バッテリートラブルは問題が出た時点で電池が劣化してることが多く、修理が必要なケースが多いです。
保証期間外の修理費用は高額です。日頃からバッテリーをケアし、充電100%を超えて長時間放置(過充電) 、充電0%で長期間放置 (過放電) しないよう心掛けましょう。

新旧のApple Pencil。3年以上使っている第1世代も元気に活躍中。
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